■「勝ち組が勝ち続ける」資本主義への反発が生んだムーブメント
こうした流れについて、文化通訳でシンガーソングライターのネルソン・バビンコイ氏は「いきなり始まったわけじゃなくて、2016年のバーニー・サンダーズから流れがある。アレクサンドリア・オカシオ=コルテーズがそれを引き継いで、10年かけて醸成されてきたものだ」との見方を示す。
その上で、この動きの根幹にある問題として、「既存の資本主義は今もう終盤に来ていて、勝ち組が勝ちまくっている。お金があればお金は作れるが、お金がないとどうすればいいのか。アメリカは極端に格差が広くなった。そこから生まれてきたムーブメントだ」。ただし「大事なのは、民主社会主義は資本主義をぶっ壊そうとしていない。資本主義の中でうまくやろうと、日本みたいなマイルドな社会主義的な国にしようということだ」と語る。
1940年代には9割の子どもたちが親の所得を上回っていたが、1985年ごろには約4割にまで落ち込んだというデータも示しながら、「アメリカンドリームはどこへ行った、という状況が長年続いている。借金まみれで抜け出せない人たちがどうすればいいかわからなくなっている」と説明した。
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