■一方で世代間ギャップも…
大手食品メーカー「キユーピー」が20〜74歳の既婚女性1500人を対象に実施した調査によると、29歳以下のZ世代では14.6%、30〜45歳でも12.4%と、若年・中年層では合計約3割が包丁を使わない調理を実践していることが明らかになった。一方で、46〜61歳は5.9%、62歳以上は2.0%に留まった。
さらに、従来の丁寧な調理手順を重んじるシニア世代と、タイパや効率を追求する若い世代との間には、調理のスタイルにおいても大きな開きがある。同社の調査によると、「最近1カ月以内に使用した調理器具の個数は?」という質問に対し、Z世代(29歳以下)が平均「6.2個」だったのに対し、62歳以上のシニア世代は平均「11.1個」。世代間で2倍近く、約5個もの差が開いている。
この結果を受けて、白鳥は「5個って大きい。もしかしたらシニア世代はちゃんと食材を水に浸す工程も丁寧にやっているのかもしれない。道具を使い分けて料理しているのかも。その方が美味しかったりするのかな…」と、長年の経験から培われた調理法へのリスペクトを示した。
手順にこだわり、それを崩す方が逆に面倒だと感じるシニア世代に対し、現在の若い世代は「包丁やまな板は使わない」「袋の中で完結させる」「レンジ調理や蒸し器を駆使する」といった方法で、効率よく満足度の高い料理を作っているようだ。
「手間を省く=家族との時間」家庭における価値観の変化
