勝利した藤井王位は、「端から動くのはやってみたかった指し方だったが、進んでみるとバランスの取り方がわからなかった。一局通して判断や急所を突くのが難しい将棋だった」とコメント。次戦へ向けて、「しっかり準備して良い状態で臨めれば」と語った。
一方、敗れた伊藤二冠は「局面の急所を捉えるのが難しい将棋だった。1日目の指し手が軽率だった。もっと読みの精度を上げていかないといけない」と一局を総括。「本局は競り合いの将棋にできなかったので、もっと良い内容の将棋をお見せできるように力を付けて臨みたい」と表情を引き締めていた。
今月19日に24歳の誕生日を迎える藤井王位にとって、本局は23歳として臨む最後のタイトル戦対局だった。最強挑戦者を相手にリードを広げられるわけにはいかない大一番を見事に制し、白星を自らへの“前祝い”とした。なお、23歳での公式戦成績は16日時点で56局を戦い、43勝13敗。勝率.768という圧倒的な数字を記録している。
同学年のライバルである伊藤二冠の勢いを止め、シリーズ成績を即座にタイに戻した藤井王位。両者の意地とプライドが激しく交錯する黄金カードは、ここからさらに熾烈を極めることになりそうだ。注目の第3局は7月29、30日の両日、北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





