■イギリスでユニクロ、アディダアスなど 広告禁止に「すべてリサイクル」表示への厳しい目
イギリスの広告基準局(ASA)は、ユニクロ、アディダス、カルバン・クラインが展開する一部の衣料品広告について掲載禁止の措置を下した。
問題となったのは、ユニクロの「ファーリーフリースフルジップジャケット」「ニットフルジップジャケット」「ボアフリースリラックスカーディガン」などのオンライン広告。「リサイクル素材」という表記がなされていたが、ASAはこれらが製品のすべてがリサイクル素材であると消費者に誤解させる懸念があると指摘した。
実際には、衣料品に使用されている金属製のファスナーやラベルなどの部品には非リサイクル素材が含まれており、「すべての部品がリサイクル素材であることを示唆するものではなかった」とされている。
この事態を受け、ユニクロを展開するファーストリテイリングは取材に対し、「本件はイギリスで出稿したオンライン広告の表現に対する指摘である。当社はASAの指摘を真摯に受け止め、必要な対応をすべて完了している。具体的には、指摘を受けた広告を削除し、社内における広告表現ルールの明確化および社内レビュー体制の強化など、再発防止策を取っている」と回答した。同じく指摘を受けたアディダスは「当社は、ASAによる決定を尊重しております」とした上で、「今後も製品全体におけるリサイクル素材の活用拡大に取り組むとともに、消費者の皆様が適切な判断を行えるよう、関連情報について一層の明確性と正確性の確保に努めてまいります」と回答した。ファスナーやラベルといった細部に至るまで、表記の厳格さが求められる時代となったことが浮き彫りになった。
■ひろゆき氏「リサイクルされない社会になる」と危惧、求められる「科学的根拠」
