無気力・無関心の「静かな学級崩壊」注意した側の子どもが不登校に…教育研究家が求める「学校内での人間関係の構築」の重要性

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■「昔の激しい学級崩壊と比べると、静かな崩壊が広がっている」

さかなさんが感じたこと
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 九州の公立中学校の教師・ヤマダさんは、生徒の傾向に変化を感じているという。通常学級にも「必ず1人か2人は病名のついた生徒がいる」現状を証言した。2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏は「先進国では、心療内科でうつ病の診断を受ける子どもが増えている。少子化で、在宅勤務で親が家にいるようでも、一人っ子で話し相手がいない。何かあってもストレスの発散としての会話の相手がいない。これは学校教育の問題というより病気の話かもしれない」と指摘した。

 全国の小中学校の状況に詳しく、教育実践研究家でもある菊池省三氏は、かつての学級崩壊と今の違いをこう説明する。「一時期マスコミを騒がせた学級崩壊は、対教師への暴言・暴力によって授業が成立しないという側面が強かった。今は少子化でネット社会、コロナ禍を人生の半分ほど過ごしてきた子どもたちが、歪んだ自己主張が強くてまとまりに欠け授業が成立しない。昔の激しい学級崩壊と比べると、静かな学級崩壊が広がっているのではないか」と述べる。

 千葉県の公立小学校で6年生の担任を務める森匡史さんは、子どもたちに無気力を感じることはなく、「こちらが熱量を持って声をかければきちんとついてきて、教師の期待にも応えようとするエネルギーを持っている」と語る。一方でさかなさんのケースについては、「集団を作るにあたって子ども同士が自主的に声をかけ合うことは悪くないが、先生が最初にしっかり集団を把握すべき段階で子どもに任せてしまったのは、学校側の配慮不足ではなかったか」と指摘する。教員15年目の森さんは、菊池氏の教育メソッドに触れたことで「子どもの意欲と、互いに関わり合いながら学んでいく姿に衝撃を受け、目指したいものがあると思った」と明かした。

■「コミュニケーション教育の重点化」と「教員免許のあり方の見直し」
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