■「コミュニケーション教育の重点化」と「教員免許のあり方の見直し」
打開策として、菊池氏は「学校・教室は対面で人と人がつながるコミュニティを作る場だ。言葉の力を丁寧に育てることが重要なのに、知識伝達の教育に偏りすぎると一番基本のところが弱くなる。私たちは『コミュニケーション』という教科を学校に入れ、温かい人間関係を作ることに焦点を当てた教育が様々な崩壊を防ぐ一番の策ではないかと考えている」と述べる。答えが1つに決まっている「絶対解」ではなく、一人一人の考えを出し合って全員で見つけていく「納得解」を重視する教育の必要性を訴えた。
経済学者・竹中平蔵氏は「先生方は頑張っているが、アクティブラーニングをやる能力が今の現場にあるかは疑問だ。教える知識はネットで補えるのだから、先生の役割はカウンセラー的なものへとシフトしていく必要がある。そのためには教員免許のあり方そのものを変えることを視野に入れるべきだ」と主張する。
ひろゆき氏は「教科を減らすことを真剣に考えた方がいい。スウェーデンなどでは宿題がない国もある。古典・漢文など実社会で使わないものをやめて、その時間をコミュニケーション教育に充てるという発想も必要だ」と語る。またアメリカの研究を引き合いに、「親がひどくても子どもは大丈夫なケースがあるが、学校の先生がひどいと壊れてしまう子が多い。先生は『社会の大人とはこういうものだ』という代表になっているから、まともな大人像を示すことがとても重要だ」とも述べた。
菊池さんは「全国の先生方は本当に頑張っている。ただ授業観がなかなか変わらない現状がある。人間を育てるという原点に立ち戻り、公立の学校こそそこに焦点を当て、子どもたちと向き合う先生方を増やしていきたい」と訴えた。
(『ABEMA Prime』より)
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