「病院すぐには決まらない」救急搬送への誤解→胸ぐらをつかまれる事案も 救急隊員がSNSで伝える切実な実態

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 この動画に出演した乙訓消防組合消防本部救急課の下川渚氏は、「酔っ払いの方の救護をしている際に、付き添っていた方から胸ぐらをつかまれた」と実際にあったケースを説明。

「聴診器を使ったり、電話で病院に連絡するが、大きな声で話していたので、『もう少しお静かにしていただけますか』と言うと、ちょっとスイッチが入って、怒号というか『なんやねん!』というような言葉にならない形で…」(下川氏、以下同)

 原因は救急搬送に対する誤解だ。救急搬送は時間との勝負、命を救う時間。救急車の現場到着時間は平均9.8分、病院収容までの時間は平均44.6分となっている。高齢化や軽傷者の救急車利用増加により、この20年でおよそ1.5倍に伸びている。

 この時間をみると不思議に感じる人も多いかもしれない。下川氏によると「救急車はすぐに病院へ行く」という思い込みがあるという。

「救急車が来ればすぐに病院に向かうと思っている方が多数いる。しかし、救急車では患者の観察、血圧・脈拍・呼吸・心電図を測定して、その方に見合った病院に搬送していく。多少なりともお時間をいただく形になる」

救急要請数に対して対応する人と車が追いついていない
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