「254万円貸した」ライブ配信女性殺害の男(44)に懲役16年…犯罪心理学者は「現実検討能力の欠如」を指摘

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 犯行前夜に1本の配信告知を観た高野被告は、佐藤さんが翌日に山手線を1周するという内容を知り、翌日の犯行を決意したとされる。

 2025年3月11日早朝。高野被告は刃渡り約12.6センチと15.6センチのナイフ2本を所持し、栃木の自宅を出て電車で東京に向かった。

 午前8時半ごろ佐藤さんは生配信を開始。高野被告は配信を観ながら移動し、画面のなかの言葉や風景を手掛かりに佐藤さんの居場所を絞っていき、午前9時51分ごろ配信中の佐藤さんを発見する。

 高野被告は正面から体当たりし、腹部をナイフで刺した。倒れた佐藤さんの顔や首、胸、腹などを少なくとも55回、ためらうことなくナイフを振り下ろした。さらに、高野被告は地面に落ちた配信用のスマートフォンを拾い「まだ動くんだ…」「死んでますかね」と、佐藤さんの顔をアップで撮影し、血だらけの佐藤さんの姿はそのまま生配信され続けた。高野被告は駆け付けた警察官に現行犯逮捕された。

 高野被告は「配信者だから、顔を傷つけてやればいいんじゃないかと思った。顔を傷つけるつもりで、殺すつもりはなかった」と主張。しかし東京地裁の井戸俊一裁判長は「転倒した被害者の上からためらうことなく50回以上も刺しており、確実に殺す行動を取っている」と、この主張を退ける判断。「犯情は非常に悪い」と非難しながらも「金をめぐる一連の経緯には『相応に同情の余地がある』」として、高野被告に懲役16年(求刑懲役20年)の判決を下した。

犯罪心理学者は「現実検討能力の欠如」を指摘
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