「254万円貸した」ライブ配信女性殺害の男(44)に懲役16年…犯罪心理学者は「現実検討能力の欠如」を指摘

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 この判決を踏まえ、犯罪心理学者の出口保行氏は「お金のやり取りがあったということは、客観的な事実なのだろう。そこは争うところは何もないと思う。ただ犯罪という枠組みで考えるものなのかとなると、また話は別になってくる。要は善意で人にお金をあげる人はいくらでもいる。その額が過度であったり、相手の要求ごとがどういうことだったのかによって、下手したら詐欺にもなり得る。ただ、今回の事件でそこを深掘ってもあまり意味はない」とコメント。

 さらに、殺人事件における加害者と被害者の面識率は90%を超え、動機の60~70%は「不満や憤まんなど、対人トラブル上の負の感情」と説明し、「60~70%が刃物を使う。だから今回の事件は、殺人事件のセオリー通りに起きている事件である。個人間の争い、トラブル、憤まん、不満というものに基づいて、この事件が起きている。これが客観的に見れば当たり前のこと」と分析した。

 その上で、「ただ殺人というものを考えていく時に、現実検討能力が本当に重要になる。自分が憎いから相手を殺します、これは筋が通っているような気がするが、筋が通っていない。相手がいくら憎くても絶対に殺しちゃいけない。でもその時に、殺すという手段、選択肢を取ってしまうのは、その場での自分の現実をどうやって検討することができるのか、という自分の立ち位置、それが社会に及ぼす影響、その友人に及ぼす影響、すべてを考慮した上で人は判断する」と説明。

 「リスクとコストというのを考えた時にリスク、これをやったら捕まるに決まっている。コスト、全部失っちゃうのは当たり前。だからなぜリスクとコストを度外視にしてまで、その時点で殺すという判断をしたのかを本人が自分なりにきちんと説明できるようにならないと、この人はいつまで経っても同じようなことを繰り返す危険性が高い」と続けた。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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