そして迎えた複雑な終盤戦。秒読みに追われる極限状態の中、山下四段は敵陣へ切り込む鮮烈な△8七銀を放った。この一手に解説陣は「ひーやー!!えっ…?」と完全に言葉を失い、相手チームである神戸控室からも思わず「かっこいい!」と感嘆の声が漏れる。
高橋四段が「これは、才能です」と語れば、村中七段も「勝っても負けても、いいものを見ました」「常人には思い浮かばない」と対局中にもかかわらず大絶賛。この時、山下四段の心拍数は156bpmをマークし、解説陣も「フル回転ですね!」と大興奮の様子だった。
必死の粘りを見せる稲葉八段を振り切り、山下四段が見事に大きな白星を挙げた。終局後も興奮冷めやらぬ中、高橋四段は「山下四段の才能を示した一着。恐ろしい一手だった」と振り返り、18歳の若武者が将棋界に刻んだ名局を称えた。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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