23日、参議院沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会において、共産党の大門実紀史議員が副首都法案について質問しつつ厳しく批判した。
京都府出身の大門議員は、本法案は国会を延長してまで審議するものではなく、経済・物価対策を優先すべきだと指摘。法案の狙いは大阪を副首都にしたいだけであり、同じ関西人として大変情けないと述べた。この発言中に委員会室から「そうだ!」という賛同の声が上がり、国民民主党の足立康史議員からは「恥ずかしいよ!」とヤジが飛んだ。
大門議員はこれに「恥ずかしいですよ」と応じ、続けて「京都ならですね、こんな副首都なんてありえないですよね。京都人は今でも京都が日本の都と思ってますから、『副』なんてプライドが許さないですよね。じゃあ、大阪人はどうなのと言いますと、大阪人だって、東京の『次』とか『副』とか言われて喜ぶのかということでございます。元々東京が政治の中心なら、大阪経済の中心で行こうって五代友厚さんからそういう気概があったんじゃないですか? それをですね、もう自分から副首都、東京に何かあった時の、代打ですか? 補欠ですか? そんなことを大阪人が喜ぶんですかね。プライドはどうなったんだと思いますよね」と発言した。
これに対し、再び足立議員から「みんな怒ってるよ」と大門議員に同意するヤジが飛んだ。
大門議員は、副首都化の狙いが国の財政支援やカジノIRへの税制優遇などを引き出し、過去に2回否決された大阪都構想の住民投票を通過させるための大阪維新の党利党略だと主張。同日選挙を禁止する法案の発議者である公明党の秋野公造議員に説明を求めた。
秋野議員は、国民民主党と修正案を提出した経緯を説明。住民投票と関係する地方選挙の同時実施には弊害があり、国会でも国民投票と国政選挙は同時実施しないと共有されてきたと述べた。議場から「そうだ!」と声が上がる中、制度を選ぶ住民投票と人を選ぶ地方選挙の重複を禁止するため法案を提出したと答えた。
「参議院の矜持にかけて撤回してもらって廃案にすべきだ」
