将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第3局は7月30日、北海道登別市の「祝いの宿 登別グランドホテル」で2日目の対局が行われている。挑戦者の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)の封じ手開封から再開された注目の登別対局は、盤上の戦いが難所に突入したところで昼食休憩を迎えた。
防衛と7連覇を目指す先手の藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、24)と、タイトル奪取を狙う伊藤二冠の対決は、1日目から角換わり右玉の激しい攻防が繰り広げられている。2日目の午前中も息を呑むような難解な折衝が続く中、ABEMAの中継で大盤解説を務める高野智史六段(32)は現在の局面について「先手が望めば千日手もある」と指摘し、極めて緊迫した状況であることを示唆した。
さらに高野六段は、ここまでの進行について「一時は伊藤二冠のペースかと見られたが、藤井王位の方が攻めの糸口をつないだような印象を受ける」と形勢の推移を解説。「後手は玉が広いので神経を使うのに対し、先手の攻めがわかりやすくなってきた」と両者の状況を分析し、今後の展開に向けては「藤井王位の攻めを受け止めることができるか」が最大の焦点になると語った。
藤井王位、伊藤二冠が注文した昼食メニュー




