「生理用品が欲しいのはわがまま?」「サイズ違いの下着をお願いしづらい」避難所で要望の声を上げるのに悩む女性たち…弁護士は「『わがまま』と『権利主張』は全く違う」と強調

わたしとニュース
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■「わがままと権利主張は全く違う」弁護士が指摘する、自己規制を解く言葉

 「避難所では、みんなが大変な中、自分だけが要望を出すということに遠慮したり、気兼ねしたりする人は多い」と話す浦野氏。数多くの避難所でサポートをしてきた経験から、要望を叶えるために重要なのは、被災者同士がコミュニケーションを取ることだという。

「『みんなで手分けをして、動ける人がやるから』という意識を持っていただけるとより良い。そういうやり取りを進めていくうちに、コミュニケーションも取りやすくなって、『今ここでこうやって困ってる人がいる』『自分が困っているんだ』ということも言いやすくなると思う。“急がば回れ”ではないが、それが問題解決するために最短の道なのではないか」(浦野氏)

 避難所という非日常の空間では、「周りのみんなも我慢しているから」と自らの要望を「わがまま」ではないかと抑え込んでしまう被災者が後を絶たない。この心理的な障壁に対し、三輪氏は「わがまま」と「権利主張」の違いを明確に論じる。

「『これってわがままかな?』と考えてしまうことが権利主張を妨げている。“わがまま”と“権利主張”は似ているようで全く違うこと。避難生活をしていることは、自ら望んでそうなったわけではなく、致し方なくそうなっている。その中で、皆さん1人1人の尊厳が失われていいわけはない。『自分の尊厳が損ねられているのではないか』あるいは『誰かの尊厳が損ねられているのではないか』と思った時には、『それはおかしい』『こうしてくれ』と言うのは当然のこと。災害は今後もいろいろところで起こる。その時のために、情報共有や現場改善にもつなげるためにそういう声は絶対にあげて欲しいし、声をあげた人に対し『わがまま言うな』と言うことは、誰かの権利主張を妨げている、侵害しているということも知って欲しい」

(『わたしとニュース』より)

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