「助けてのサインに気づけなかった」父の孤独死に直面した38歳息子の後悔「もうちょっとヘルプを出してほしかった」

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■「助けてみたいなサイン、ちょっとわからなかった」

 タケルさんは父親について、「比較的、父とは仲良かったが、性格は寡黙な人で、友達を作るのは苦手な方だと思う」と語る。

 親子の連絡は年に数回あり、「夏には帰ってもいい」と声をかけられたこともあった。しかし経済的な事情と、最近会った際には元気そうだったという印象から、その夏は帰省を見送った。「助けてみたいなサインと見られるようなものはわからなかった。夏の1週間ぐらいで、多分、衰弱状態になったんだと思う」。

 遺品整理の際には抗生剤や薬、そして借金の存在も判明した。「もうちょっとヘルプを出してほしかった」と、後悔をにじませた。

 メンズシェット(シニア男性の居場所づくりを支援する取り組み)に携わる伊藤氏は、「助けを求めることへのハードルの高さ、特に男性はそこが高い。呼び水をどうするかというところで苦労している」と現場の難しさを説明する。高橋氏も「他者を助けたいという人は調査してみると4割から5割ぐらいいる。助けてくれと言われると手助けしたい人はたくさんいる。ただ、どちらかというと助けを求めることへのハードルが高い」と指摘した。

■「ショルダーとショルダー」で生まれるつながり
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