この華麗な桂馬の跳躍を契機に、上野六段は一気に相手陣へと攻め込み、盤上を制圧して快勝を収めた。序盤から練りに練った作戦が見事にはまり、チームの窮地を救う大きな1勝をもぎ取った形だ。激戦の末にチームは惜しくも敗退となったが、大阪監督の畠山鎮八段(57)は「上野六段の頑張り、迫力とかね、すごかったですね」と若武者の孤軍奮闘を心からねぎらった。絶体絶命の淵から“逆・桂馬の貴公子”として放った輝きは、多くの将棋ファンの胸に熱く刻まれることとなった。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け、全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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