最大震度7を記録した熊本地震。地震により自宅は損壊、直後には停電をしてしまい、断水をしている中でも避難所には行けずに車中泊を選択したという人がいる。ニュース番組『わたしとニュース』では、重度自閉症の子どもをもつ家族が被災し、車中泊を選択したことを紹介。その現状と支援やサービスを利用できなかった背景について「FIFTYS PROJECT」代表の能條桃子氏と考えた。
熊本県宇城市で被災したAさん。中学3年の自閉症の長男は、会話での十分なコミュニケーションが難しい側面があり、周囲の環境に敏感な傾向があるという。
地震が起きたのは、1日1時間と決めている、長男がスマホを使う時間に起きた。
「(地震が来たときに)長男はスマホを握っていて、揺れが収まっても動画を見ている状態だった。とにかく家の外に避難させなきゃということで腕を引っ張るのだけれど、あぐらをかいて座っていた」(Aさん、以下同)
その後、なんとか長男を連れて外に避難。家族全員怪我はなかったということだが、直後からAさんには気がかりなことがあった。
「10年前の熊本地震のときも揺れて、窓が開いた状態になってしまって、そこから長男が飛び出して行方不明になった。また、今年の6月にも行方不明になったことが2回ぐらいあった。そうならないように下の子と協力しながら、まだスマホの充電が残っていたので、そこで動画を見ていてねという形で、その合間で荷物を取りに行っていた」
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