「地震どうだった?」「楽しかった」という長男の言葉
長男がパニックになったときにクールダウンできるスペースなど、落ち着いて過ごせる避難所があればと思う一方、周りの人々も大変な思いをしている状況を察すると、そうした思いは口には出せないという。
「この間『地震どうだった』と聞いたら『楽しかった』と言った。怖かったじゃなくて。地震が来た当日も、動画見て大声で笑うし、避難所に行って、ゲラゲラ子どもが笑った場合、その場にいることに耐えられないというか…難しいですよね」
Aさんの実情を聞き、能條氏は災害時にかかる自閉症の子どもの家族の負担について述べた。
「平時にも、地域の中でできるだけ周りに迷惑をかけないように生活しなきゃいけないという状況が、災害時になると、より対策も間に合わないし、結局、家族でどうにかしなきゃいけないというところに寄ってしまっているのだなと。お家が壊れたりもする中で、みんなの体力と気力が続くかどうか、続くようにどうしたらいいのかというのを考えられたらなと思った」(能條桃子氏、以下同)
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