■上司と部下ですり合わせと言語化、業務用SNSでのコミュニケーションの注意点
ホワイトハラスメントを防ぐ方法について、関根氏は「『どの程度任せるか』『どの程度フォローするか』の言語化をお互いにしあって、すり合わせていくことができれば、お互いに理想の状態につながっていくのではないか」と指摘する。
さらに、上司側からだけではなく、部下側からのアプローチも大切だという。「部下の側としても『上司は今忙しいから相談したら…』とか、例えば『こういうことをやりたいんだ』と話をした時に『嫌な気持ちさせちゃうかな』という配慮もあると思いますし、上司の側も確認をしないまま配慮してしまうと、ホワイトハラスメントにつながりかねない。双方向で無意識な配慮を一回なくすためにも、コミュニケーションを取っていくことが大事」(関根氏、以下同)
また、コミュニケーションの取り方として業務用SNSなど文字を使う場合には注意が必要だという。「文字だとどうしても冷たく見えたり、何か投げっぱなしみたいな感じになってしまうことがあり得る。できれば対面でどういうことを希望していて、どうなりたいのかというすり合わせをしていったり、説明をちゃんと尽くしてあげる。こういった形ですり合わせていくのが理想なのではないか」。
これを受けて月岡氏は、「文字だと怖いということで、最近だと『。』だけだと怖いから『マルハラ』という言葉も聞くが、その気持ちは少しわかる。上司からスッとしたテキストのチャットが来ると『これ怒っているのかな』みたいな感じで、自分の中だけで疑心暗鬼になってしまって、でもちゃんと詳しく聞いてみたら大して怒っていなかったという経験があるので、文字のコミュニケーションは本当に難しいと思う」と語った。
続けて「社内のチャットツールで積極的にスタンプなどをつけてくれるような人は、『いい人だな』と思う」と述べ、相手に気遣いをしながらコミュニケーションを取っていく重要性を示した。
大学生と企業の「認識のズレ」と具体的なやりがいの共有
