■大学生と企業の「認識のズレ」と具体的なやりがいの共有
マイナビでは、2023年新卒の大学生を対象にした認識のズレに関する調査を実施。大学生が「社会人として活躍するまでに想定している期間」として、「1年目」と答えた人が9.8%、「2年目」と答えた人が24.9%となり、あわせて約35%を占めた。一方で、大学生を採用する企業側においては、「1年目」が4.6%、「2年目」が13.7%という結果が出ている。学生は「すぐ活躍するぞ」という気持ちでいるが、企業側は「まだまだ」と考えているという認識のズレがある。
この結果を踏まえ、月岡氏は自身の経験を振り返る。「自分もそうだったなと思う。『活躍したいです!』と就職活動で言って、会社に入っていざ仕事を任されてみると、順番通りに資料をコピーすることもできないし、差し入れを買ってきてと言われて買ってきたら『お前それ違う』と言われたり、メールのCCに入れなきゃいけないものをBCCにしてしまって『バカ野郎』と怒られたり…」。
さらに、「“活躍”ということが一人歩きしてしまっているような気がする。就活業界や転職業界も『即戦力人材』『圧倒的成長』と言っていて、仕事で活躍するイメージみたいなものが一人歩きしていて、でも実際の仕事は本当に地味だし、人がやりたくないこともやらないといけないし、ギャップが結構あるのではないか」と分析した。
その上で「ふわっとした活躍や成長のイメージではなく、具体的に『こういうことに興味がある』『こういう仕事がやりがいを感じて楽しい』などと言っておくと、上司もそういう仕事が出てきたときに『これやってみる?』と振りやすいと思う。ただ『上司が怖いから言いにくい。喋りにくい』という感じだともったいない」と語った。
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