■「ゆるブラック」への懸念と、現代の上司が求められる個別マネジメント
上司と部下の間ですり合わせができていない場合、若手社員の離職につながる懸念もある。同社の転職を希望する正社員1386人を対象にした調査によると、「現在の会社や職場が居心地はいいが、スキルが身につかない」、いわゆる「ゆるブラック」だと感じていることが転職の引き金につながると回答した割合は、20代で67.6%と非常に高い数値を示している。
この「スキルが身につかない」という不安について、月岡氏は「スキルが身につくように『ここまでこれをやったら次これね』とお膳立てしてもらえることはあまりないのでは。まず頼まれた小さなことを120%完璧にとか、早く返すとやっていると、『君、任せても大丈夫そうだね』と思ってもらえて、どんどんやれることが広がっていくのではないか」との見解を示した。
「ゆるホワイト」や「ワークライフバランス優先」といった若者のイメージがある一方で、一人ひとりの理想は千差万別。そのため、仕事における成長のイメージや、仕事とライフをどのように大事にしたいかという点について、上司と部下でコミュニケーションを取ることが不可欠だ。
月岡氏は、「昔は一様に『これをやっとけ、終わるまで帰るな』とやっておけばよかったのが、上司の側も個別に『この人はこれが得意で、これまでにこれをやりたい』と認識したマネジメントをしないといけないので、今の上司は大変だろうな」と思いやる。
加えて「上司も手探りで頑張っている、部下側のそういう思いやりも大事かもしれない。上司も人間ですからね」と語り、部下の側も上司への理解を示すことが大切であると呼びかけた。
(『わたしとニュース』より)
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