文部科学省は、次期学習指導要領の改訂に向け、高校国語の科目構成を見直す案を示した。現行の学習指導要領では、高校2年以降の選択科目に文学・小説を扱う「文学国語」が設けられているが、理系の生徒の多くがこの科目を選択しない状況が続いている。改訂案では、小説や古典を含む「言語文化II」を標準科目として新設し、より多くの生徒が学ぶ形にする方向が示されている。その狙いの一つとして挙げられているのが、「他者の感性」や「情緒を理解する力」を育むことだ。学校教育で小説を学ぶことにどのような意義があるのか。そもそもこの“タイパ”とAIの時代に小説を読む意味とは何なのか。『ABEMA Prime』では、言葉の専門家や多様な立場の出演者とともに考えた。
■「小説は他者理解のための一番いいツール」
