身元不明遺体の“身体的特徴”報道に波紋…トランスジェンダー支援に携わる識者が指摘「特定個人と身体的特徴が結びつけばアウティング」身元特定の必要性とのバランスは

ABEMA Prime
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■外見が報道されることの意味

報道におけるアウティングの可能性
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 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏は、身元特定のために外見的特徴を伝えることは必要だとしつつ、問題はより広範に及ぶと指摘する。「迅速さを求めたら身体的特徴を流した方が早く身元が分かるという可能性もある。でもその人がどういうルーツかを公表していない可能性もある。髪の薄い人もカツラを被っているかもしれないが、髪の毛がないと表現されるかもしれない。外見が報道されるとはそういう状態だ」と語る。「よく分からない理由をつけてその報道自体を制限するのは、事件の解決を妨げる」と指摘した。

 哲学研究者の森脇透青氏は、社会を動かすうえでの粗いカテゴリーの問題として捉えた。「男女とか30代・40代とか、ある程度今まで粗いマスでやっていくしかなかった。ただ、そうした区分に当てはまらない人にとっては『違う』となる。全てをすぐに受け入れることはできないが、議論されるべきは些末なことかどうかではなく、社会としてどこを受け入れられるのかということだ」とした。

 上智大学文学部新聞学科教授の音好宏氏は、報道側の主体性という観点から問題を整理した。「今回このことを報じたメディアは、そんなに多くないと思う。警察の発表内容が比較的に多めに出ていた可能性もある。重要なのは、報道機関は自らのこれまでの蓄積と経験の中で選択して、主体的に報じなければならないのに、そこがどうだったかということは問われなければならない」と述べ、報道機関側がこのような情報をどのように報道していくかが今後の課題だと述べた。
(『ABEMA Prime』より)
 

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