将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」第5局が8月26日、徳島市の「渭水苑」で行われている。盤上で息詰まる熱戦が繰り広げられる中、ABEMAの中継には冨田誠也五段(30)が出演。解説の合間には服部慎一郎七段(27)と結成していた異色の漫才コンビ「もぐら兄弟」の結成秘話や、「M-1グランプリ」参戦の裏側を赤裸々に語り、視聴者を大いに沸かせた。
冨田五段がツッコミ、服部七段がボケを担当する「もぐら兄弟」は、2022年9月に結成された。そのきっかけは、若手棋士のイベントで行われた席上対局の「罰ゲーム」だったという。当初は打ち合わせ程度で披露した漫才だったが、将棋ファンの前で大ウケしたことで「あれ快感になりますね」と味をしめた2人は、2024年に将棋界初となる「M-1グランプリ」1回戦への出場を果たした。
しかし、M-1の会場にいるのは温かい将棋ファンではなく、事前知識のない一般のお笑いファンばかりである。「信じられないぐらいスベりました」と当時の恐怖を振り返る冨田五段は、芸人たちとの圧倒的なレベルの差を「我々がアマチュア5級だとしたら、周りは奨励会三段レベル」と将棋界ならではの秀逸な例えで表現し、プロの厳しさを痛感した様子だった。
「いつかタイトルを取ったら、就位式で…」




