■地域社会の目が失われた時代における新たな安全網
こうした「地域の大人が関わる」ことの重要性は、現代社会全体の構造変化とも深く結びついている。
歌舞伎町で若者支援を行う「日本駆け込み寺」の清水葵氏は、現代の子どもたちが置かれた環境と大人側の関わりについて次のように指摘した。
「核家族化が進んだ結果、今の時代は近所の人とも関わりがない。一昔前であれば、近所のおじさんに可愛がってもらったり、親と喧嘩した時に『うちに泊まっていけ』と言ってくれる大人がいた。しかし現在では、親以外に相談できたり愛を感じられたりする大人がほぼいない。SNS上で他人と比較し、自分という存在を見失ってしまう若者が増えている。『あなたを見ているし、どんなあなたでも受け入れるよ』という居場所をあちこちに作っていくことが必要だ」。
(『ABEMA Prime』より)
