まず取り掛かったのはボールの中身の調合だ。クマが嫌がる発酵させたヒトデエキスに加え、トウガラシ由来のカプサイシンを配合した。
「カプサイシンも濃度による。いろいろ研究したら濃度2パーセントあれば大丈夫と。2.6パーセントの濃度のカプサイシンを使っている。ふたを開けるだけでくしゃみと涙が出る。ボールに薬液を詰めるのが命がけ」
問題はこのボールの強度だった。遠くのクマに当てるためには、発射時の衝撃に耐える必要がある。ランチャーを放った瞬間に割れたら大惨事だが、当たった瞬間に割れなければ意味がない。
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