5年かけて完成した「クマ撃退用ランチャー」社長自ら実験台となり体はアザだらけに…執念の開発秘話

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 それらを解消するボールの硬さは、どれが正解なのか。砂見社長は驚きの行動に出た。自分に向け発射し、体で受け止める。納得できるまで1年半をかけて実験を繰り返した。70歳を超える体はあざだらけとなった。

 それだけではない。真夏の車内に置いてもボールは割れないのかと実際に1年間、車内や空き地に置いて確かめた。

 開発から3年が経った。発射時の初速は時速80キロから100キロで、風の影響も少なく、射程距離は約15メートル。そして命中すればボールは割れると、十分な性能だったが、砂見社長はまだ売り出さなかった。

 砂見社長は「人命がかかわること。『効果なかった』ではすまない、製造者として。実際に実験するクマがいなかった」と語る。本物のクマで試さなければ世には出せないと、牧場や動物園に協力を依頼するも「クマへの虐待になるので」と断られ続けてしまう。

本物のクマでの実証実験
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