テニスの全米オープンで、現地会場を騒然とさせる大波乱が起きた。8月30日(日本時間31日)に行われた男子シングルス1回戦、過去4度の優勝を誇る第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が、世界ランク49位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)にフルセットの末に敗北。20度目の出場にして、同大会で自身初となるまさかの初戦敗退を喫した。
試合は序盤から不穏な空気が漂っていた。第1セット、4-1とリードを奪いながらも相手の猛追を受け、タイブレークの末に先取される苦しい立ち上がり。それでも絶対王者としての意地を見せ、第2、第3セットは盤石のサービスキープに加えて要所でブレークを奪い連取する。セットカウント2-1とし、このまま勝利へ突き進むかに思われた。
しかし、第4セットに入るとコート上の状況が一変する。先にブレークに成功したものの、その後2度のブレークを許す苦しい展開に。さらにファンを凍り付かせたのは、試合中に起きたアクシデントだった。ボールを返球する際にコート上で右足が大きく滑ってしまい、手をついて転倒。体勢を崩してコート上に倒れ込み、そのまま仰向けになって天を仰ぐショッキングな姿を見せ、スタンドからは悲鳴のような声が多数上がった。
「様子が変」「もう体ボロボロなんかな…」
