後手となった吉池四段は堂々と雁木を志向し、序盤早々からその作戦が見事に的中する。公式戦でも前例のない未知の局面に、絶対王者である藤井竜王・名人も対策に苦慮したか、徐々に時間を押し込まれる苦しい展開となった。対局開始時から両者ともに130bpmという高い数値を記録していた心拍数も、盤上の緊迫感とリンクするように140、150とぐんぐん上昇していく。急所がわかりにくい難解な局面の中、藤井竜王・名人がふわっと手を渡す絶妙な「▲6六歩」を放ち形勢を引き寄せると、さらにギアを上げるように心拍数は跳ね上がっていった。
激しい叩き合いに突入すると、藤井竜王・名人の心拍数はついに160bpmを突破する。時間に追われる極限のプレッシャーの中、その数値は170をも超え、最終盤には自身最高値となる驚異の「175bpm」をマークした。吉池四段も173bpmに達し、実況を務めた戸辺誠七段(40)が思わず「極限の戦い!」と叫ぶほどの死闘に発展。この異次元の戦いに、視聴者からも「どっちも心拍数高い」「エグすぎる」「こっちの心拍数まで上がりまくりw」と絶叫にも似たコメントが殺到した。
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