8月29日に生中継された将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」の決勝戦は、中国・四国ナヴィセトスが5勝2敗で北関東ブリッツァーズを下し、見事に優勝を決めた。持ち時間5分、1手指すごとに5秒が加算される過酷なフィッシャールールと、対局前に持ち時間を削って先手番を奪い合う新ルール「先手番入札制度」が導入された今大会。5本先取の極限の死闘が繰り広げられたが、決戦の火蓋が切られる直前、ファンを大いにほっこりさせるまさかの“癒やし映像”が届けられていた。
【映像】超貴重?バス移動中の北関東&中国・四国(実際の映像)
決勝戦は、東京・渋谷区の「Abema Towers(アベマタワーズ)」と決戦の地である「将棋会館」の2つの特設スタジオを結んで生中継された。両軍のメンバーは、アベマタワーズに詰めかけた大勢のファンの前で頂上決戦への意気込みを力強く語った後、対局場となる将棋会館へ向けて専用バスに乗り込み移動を開始した。普段は盤を挟んで孤高の戦いを繰り広げるトップ棋士たちが、連れ立って大型バスに乗り込む姿はそれだけでも新鮮だが、車内の様子がカメラに映し出されると視聴者のボルテージは一気に跳ね上がった。
バスの座席にチームごとにまとまって着席した一行は、出発に合わせてしっかりとシートベルトを装着。バスの車内での中継に、北関東を率いる羽生善治九段(55)は、「私も棋士生活長いですが、こういう形式は初めてなのでフレッシュです(笑)」と笑顔を見せていた。そんな両軍の中で、ひときわ目を引いたのが北関東の藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、24)の姿だ。極限のプレッシャーがかかる決勝戦へ向かう道中にもかかわらず、どこか楽しそうな表情を浮かべ、窓の外の景色に目を向けてワクワクとした無邪気な様子を見せていた。
「シートベルト聡ちゃん」「おやつあげて欲しい」
