現地30日にスタートしたこの一戦、第1セットは第3ゲームで鮮やかにブレークを奪った坂本がそのまま先取する。続く第2セットは互いにキープが続く緊迫した展開からタイブレークに突入。5-4とリードした場面で痛恨のダブルフォルトを犯し、そこから3ポイント連取を許してセットを落としたものの、第3セットではリターンから執拗にプレッシャーをかけ続け、第10ゲームで貴重なブレークをもぎ取りセットカウント2-1とした。
すんなりと主導権を握りたかった第4セットだが、立ち上がりのサービスゲームを自身のダブルフォルトで落とすと、反撃の糸口を掴めないまま第9ゲームでもブレークを許し2セットオールに持ち込まれる。それでも運命のファイナルセット、坂本は第1ゲームでいきなりブレークに成功。ギアを一段上げて隙のないサービスゲームを展開したが、ゲームカウント4-3とリードしたところで無情にも雨天に見舞われ、試合は翌日へ順延となった。
日を跨いでの仕切り直しとなったが、若き俊英が集中力を切らすことはなかった。再開後の自身のサービスゲームを落ち着いてキープし続け、ベテランのブキッチに付け入る隙を与えないまま激戦に終止符を打った。
勝利が決まった後、コート上の坂本は刀を抜くような恒例の「侍ポーズ」を堂々と披露。若きサムライの雄姿に、スタンドで見守っていた観客からは大きな歓声と温かい拍手が沸き起こった。予選で錦織から受け取ったバトンを胸に、熱気あふれるニューヨークの舞台で掴み取った自身初の四大大会勝利を、ファンとともに力強く祝福した。
(ABEMA/WOWSPO/全米オープンテニス)

