■「〇〇組」の名前と、教師の間にもある差別意識
特別支援学級の担任を務める遠藤さんは、同僚の教師から受けた言葉に驚いたという。「『あの先生、仕事できないから特別支援入ったんだよね』と悪口を言ってきた。私が実際に特別支援を担当することになったときは『大出世ですね』と、人をバカにしたような言い方をされた」と振り返る。
先生の子どもに対する扱いにも疑問を感じることもあるという。「理科や社会、体育などの授業では、特別支援から通常級に『交流』として行くことがある。その際に使う机が、普段はいないからと、物を置く場所にしていたりする」と語る。
「子どもは先生を見ている。先生が差別的な考えや価値観を持っていると、それが子どもに吸収されて、学級の中が『差別していいんだ』という雰囲気になってしまう」と警鐘を鳴らした。
担任として同僚の視線に悩まされた経験もある。「特別支援では自立が目標なので、何でもやってあげるわけではない。自分でできることは自分でやってもらう。ある程度見守ることが必要だが、周りの先生からは『なんであの人は何もやらないんだろう』という視線を感じることがあった」と述べた。
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