将棋の伊藤匠王座(叡王、23)に広瀬章人九段(39)が挑戦する第74期王座戦五番勝負が9月2日、神奈川県秦野市の「元湯 陣屋」で開幕した。伊藤王座は今期、自身初となる王座防衛戦に臨む。王座戦初登場の広瀬九段は若き王者にどのように挑むのか、本シリーズのゆくえに大きな注目が集まっている。
伊藤王座は前期、当時タイトル保持者だった藤井聡太竜王・名人とのフルセットにおよぶ激闘を制してタイトルを奪取。史上3番目の年少記録となる23歳0カ月での二冠保持者となった。自身初の王座防衛戦となる最高峰の舞台で、今期も圧倒的な強さを見せつけるか。
一方の広瀬九段は、今期の挑戦者決定戦で前王座の藤井竜王・名人を破る大逆転勝利を収め、自身初の王座挑戦権を獲得した。約4年ぶりのタイトル戦登場となる百戦錬磨のベテランが、若手が席巻するタイトル戦線に新しい風を吹き込み、勢いそのままに初の王座奪取を狙う。
両者の公式戦対戦はこれまでに全9局で、伊藤王座の5勝、広瀬九段の4勝と拮抗している。直近の対戦である2025年9月の順位戦B級1組5回戦では広瀬九段が勝利した。じっくりと時間をかけて戦う大勝負において、広瀬九段がどのような作戦を用意しているのか、大きな注目が集まっている。
短期決戦の五番勝負とあり、初戦の白星はシリーズのゆくえを左右する重要な一勝となりそうだ。持ち時間は各5時間の1日制。振り駒の結果、第1局の先手番は広瀬九段に決定した。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





