「内容で負けているとは1ミリも思っていません」。赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)にとって、昨期は「麻雀をやっていて一番と言っていいぐらい悔しい」シーズンとなった。結果が出なければ、どんな説明も言い訳に聞こえる。その現実を受け入れた上で、たろうが出した答えは「勝つしかない」。麻雀そのものを大きく変えるのではなく、スピードへの意識などを微調整しながら、結果で周囲を納得させる新シーズンを見据えている。
―昨期は個人として厳しい結果になった。振り返りを。
麻雀をやっていて、一番と言っていいぐらい悔しいシーズンでした。個人戦なら個人戦と割り切れるところもありますけど、チーム戦だとプレッシャーも4倍というか、ファンの方もいますし、背負う荷物が重い感じはありましたね。
―特に自分の中で、うまくいかなかったと感じる部分は。
「ここが悪かった」というところは、特になかったと思うんですよね。ただ、何かはあるんだろうなと思って振り返っています。今年は少しスピードの意識を高めようかな、というのが今の仮説です。勝たなければ何を言っても言い訳に聞こえてしまうと思うので、この悔しさやもどかしさを解消するためにも、とにかく勝ちたいという気持ちが強いです。
―スピードという要素に目を向けたのは、どんな理由から。
去年は正直、何もできなかったという局面が多かった気がするんです。じゃあスピードを上げれば何かできたのかな、という仮説の一つですね。絶対にそれが正解だとは思っていません。ただ、相手の加点を防ぐという意味では、少し意識していこうかなと思っています。だからといって、麻雀を大きく変えるつもりはないですけどね。
―Mリーグ全体としても、年々スピードが上がっている印象はあるか。
そういう人が増えたというのはあると思います。Mリーグ向けのバランスも変わってきたような気がしますね。例えば、自分がアガれない鳴きをすることで防げた失点もあるのかなとか。そういった部分の方が大きいかもしれません。
正直、昨期は自分の手が悪いことの方が多かったと思います。長く麻雀をやってきて、ついていない時に何ができるかと言われたら、ない。でも、いろいろな人が見てくれている中で「何もできませんでした」では済まない部分もある。じゃあどうするのか、ということですよね。
―勝てない時の“負け方”も意識する。
そうですね。負けたとしても内容に変なところがないようにしたいですし、明確な敗因が残らないような選択をしたい。勝つこと以外に説得力のあることをするしかないと思っています。
結局、何を言っても言い訳なんですよ。言い訳を言いたいけど、言ったら格好悪いし、みっともない。だから勝つしかない。それだけですね。
次のページMリーグ 日程
-
二階堂亜樹
勝又健志 -
鈴木大介
下石戟 -
佐々木寿人
佐々木寿人 -
黒沢咲
瀬戸熊直樹




