警視庁で3000人不足…110番通報→到着時間が1.3倍に 警察の“人手不足”がはらむジレンマ「やめさせないことが最重要になってしまっている」

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■110番到着まで1.3倍、交番も機能不全に

人手不足によってパトカーも遅れる事態に
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 人手不足は現場の実態に直結している。安齋氏は2015年に警察官になった当時を振り返り、「交番勤務では2人いないと回らないところに若手が1人だけ配属されることがあり、1人では対応が難しい場面もあった。事件を刑事課や生活安全課に引き渡すと、そちらが忙しくなって仕事が山積みになり、帰れないという状況が現実に起きていた」と懐古する。番組では、人手不足を背景に110番通報への到着時間が5年間で1.3倍に伸びているというデータも示された。

 高野氏は人員不足の構造的な背景について「若年人口が以前の3分の1になっている厳しい状況に加え、警察はZ世代やアルファ世代の若者のカルチャーとなかなか合わない体育会系的な文化がある。実力部隊として規律が必要な組織である以上、ある程度の厳しさは不可欠だが、両方が可能な限り合わせていかなければならないという難しさを、全国の警察が試行錯誤しながら対応している状況だ」と分析する。

 採用の落ち込みは“質”の問題にも波及。高野氏は「間口を広げて入る人の質が下がれば、それだけ不祥事も起きやすくなるという因果関係はある」と指摘した。

■「やめさせないことが最重要」厳しい現実
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