■英語習得に重要な「引き出す力」と対人コミュニケーション
この理論について、SHELLYも「やっぱり自分の好きなものの方がより夢中になって、頭に入ってくる」と共感を示す。
さらにSHELLYは、「自身の子どもたちが日本にいるときから英語を話してほしいと思っていた」と切り出した。「私の父親が日本語を話さないので、『おじいちゃんと喋るためには英語が話せないとダメなんだよ』という環境を作って。私はずっと子どもたちに英語で話しかけて、子どもたちは日本語で返すという不思議な親子の会話をしていた。それでも英語を理解しているからいいやと思っていた。それから英語を話す友達が増えて、だんだんと自らの言葉も英語になっていった」。
一方、英語を勉強中のパートナーについては「すごく真面目な性格で、一生懸命に本やパソコンに向かって、AIを使ったり、いろいろな方法で勉強をしている。その中で、やはり英語を理解する上では人と喋ってどんどん自分の能力を引き出す力が大事だという話になった」と語った。
SHELLYの母親は英語の講師を務めていたといい、「母親はよく『日本人は嫌でも中1〜高3まで6年間英語を勉強しているから、ある程度の英語の文章能力などはついている。そのため、必要なのは“引き出す力”。自分で持っているものを引っ張り出して使うことが大事だから、一番早いのは英語しか話せない恋人を作ることだ』と冗談交じりに話していた」と話した。
その上で、この考え方は尾島氏が指摘した「夢中になることが大事」という理論にも通ずると指摘する。「『この人に分かってほしい』『この人に伝えたい』『この人の言っていることを理解したい』という気持ちは、人間の本質的にすごく強い部分。相手がAIだとそこがかき立てられない。こういうツールを使うのもすごく大事だし良いと思うが、可能な限り対人間のコミュニケーション能力を高めるというのも、やはり英語習得には大事なのかなと思う」と持論を述べた。
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