「サブスクの解約が複雑すぎる」「広告を閉じる×印が見づらすぎる」などの悪質UI「ダークパターン」。近年、生成AIの普及で、個人の弱点を突く手口へと巧妙化している。ニュース番組『わたしとニュース』では、専門家がその実態と今後の法規制の行方について解説した。
無料と謳いながら、後でこっそり自動で有料プランに移行したり、後から手数料が追加されたりと、消費者を巧みに誘導する「ダークパターン」。消費者法に詳しい龍谷大学のカライスコス・アントニオス教授は、生成AIを活用することで手口が更に巧妙化しているとして、「パーソナライズ型ダークパターン」への警戒を呼びかける。
「『この人は“限定”という表示に弱い』『夜に契約しやすい』など、傾向を把握して分析し、個人ごとに最も効果的な誘導を行う。AIあるいは個人データを通じたプロファイリングによって、事業者側の方が私たち自身よりも私たちのことをよく把握しているのではないか。このような手法を用いられると、消費者としてはなかなか防御がしにくい」(カライスコス・アントニオス教授、以下同)
このように生成AIによって個人の買い物の傾向が集約・分析され誘導に使われる実態について、番組のハレバレンサーを務める漫画家の瀧波ユカリ氏は「こんな方向にAIで進化して欲しいのではない。なぜ私たちから絞り取る方向に行ってしまうのか。買い物って基本的に楽しいものだと思うけど、全然その楽しさがなくなっていってしまう」とコメント。「自信無いもん私、自分にはちょっと防げないって思いますね。人間のメカニズムみたいなものをAIは分かっていて、そこを攻め込まれたらもうおしまい。恋人よりも私のことを把握しないで欲しい」と、AIの悪用でダークパターンが強化されている状況を嘆いた。
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