1回戦シードの藤井JT杯覇者は、昨年のJT杯優勝以降も6つのタイトルを堅持し、将棋界の最前線を走り続けている。本棋戦には8年連続8回目の出場で、優勝は3回。今大会前のインタビューでは「初出場の方が多くて私も新鮮」と語っていた。熊本での対局は2023年以来2回目で、そのときは優勝に向けて好スタートを切った縁起の良い地でもある。連覇に向けて今年も力強い踏み出しを見せたい。
一方の八代八段は、プロ入り14年目で初のJT杯出場(出場順位11位)。2005年の「将棋日本シリーズ こども大会 静岡大会」高学年部門で準優勝しており、プロとして念願の“凱旋”を果たした。1回戦の福岡大会では増田康宏八段を破り2回戦へ進出。大会前に「今回の出場者とは全員対戦があるが、勝ったことのない棋士が数人いる。その中でも藤井JT杯覇者と指したい」と語っていた思いを、自らの白星で実現させた。
両者の公式戦での対戦成績は全4局で、藤井JT杯覇者の4連勝中。対戦は2023年の第72回NHK杯戦本戦準決勝以来となる。本局の勝者は、10月31日に行われる準決勝東海大会への進出が決まり、永瀬拓矢九段(33)と対戦する権利を手にする。対藤井戦初勝利を目指して練りに練った作戦をぶつける八代八段か、迎え撃つ藤井JT杯覇者か。被災地を励ます両者の熱戦に期待が集まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





