盤上の絶対王者が、まさかの“フライング”で会場を沸かせた。将棋日本シリーズJTプロ公式戦は9月12日、熊本城ホールで2回戦第4局が行われ、藤井聡太JT杯覇者(24)と八代弥八段(32)が激突。大熱戦の末に千日手が成立し、過酷な指し直し局を制した八代八段が準決勝進出を決めた。そのドラマチックな決戦の幕開け直前、極限まで高まるはずの緊張感を一気に和ませる、藤井JT杯覇者の珍しいハプニングがあった。
【映像】やっちゃった!? 藤井六冠の珍しいミス(実際の映像)
千日手局を経て、規定により先後を入れ替えて行われた指し直し局。藤井JT杯覇者の先手番となり、両者は再び盤上に駒を並べ終えた。大勢のファンが見守る公開対局のステージは、これから始まる30秒将棋の死闘に向けて静まり返る。そこで読み上げを務める地元熊本市出身の松下舞琳女流初段(19)が進行を行い、いよいよ対局開始という最も緊張感が高まる瞬間だった。
「すみません、失礼しました!」




