■「仕組みの是正をしようという取り組み」クオータ制導入の必要性
今後、組織や政治、企業においてどのように女性が活躍できるかという問いに対し、犬山氏は「政治においては、これまで自主的に女性の数を増やしていこう、それは義務ではないというやり方をしてきたが、ほとんど進んでいない。やはりある程度強制力のある候補者クオータ制などのやり方を導入しなければ、ずっと低いままだ」と語った。
クオータ制をめぐっては「能力のない人を数字のために入れるのか」「枠があるから入れるのか」といった批判的な意見もある。しかし「問題が全くないとは思わないが、そもそもスタートラインの立ちやすさが一方の性に偏ってきた構造に対して、一定期間入口のバランスを是正をしようという取り組み。候補者クオータ制は女性なら能力を問わず当選させる制度ではなく、最終的に誰を選ぶかは有権者です。『能力で選ぶべき』であればむしろ、性別によって能力を発揮する機会そのものに差がある状態を放置しないことが必要だと思う」と反論する。
現状の選挙などの仕組みは、男性が出馬することを前提に作られていると指摘。「長時間・夜間を含む政治活動、育児・介護との両立支援の不足、候補者選定を担う党組織の男女比など、これまで男性中心で形成されてきた政治活動の慣行が女性の立候補を難しくしている現状がある。」。
「理不尽なバトン」を次世代に引き継いではいけないこんな記事も読まれています
