「週刊ダイヤモンド」114年続く紙版を終了、完全デジタル化へ“競合”は生成AI?「検索すると最初にAI要約が出てしまう」

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■生成AIの台頭とメディアの葛藤

 経済メディアにとって、デジタル化に続く新たな脅威となっているのが「生成AI」の存在だ。番組内では、可処分時間やサブスク課金の奪い合いだけでなく、情報収集の在り方そのものが変化している現状が共有された。

 深澤氏は、「検索すると最初にAIの要約が出て、これで事足りるようになってしまい、流入がなくなってきた。ビジネスメディアを自分で読んで、自分で答えを出すのではなく、いきなり答えを見せられてしまう。サブスクのお金の取り合いという意味での脅威もあるが、AIの脅威は大きい」と危機感を露わにした。

 自社で作成した記事が生成AIの回答や要約に利用されることへの懸念にも触れ、「せめて引用元や参照元が提示され、『詳しくはこちらへ』というルートがあればいいのだが、AIに記事のエッセンスだけ抜かれてしまう」と語った。

 熊野氏もこれに同調し、「読者が会議に向けて参考情報を求めたい時に、入り口がAIになってしまうとそこで終わってしまう。ダイジェストを見て、ベースとなる一次情報を持つ我々のメディアまで来ないということが当たり前になると、我々に対価を支払うという前提がなくなってしまうことが起き始めている」と、ビジネスモデルの根幹に関わる事態であることを強調した。

■一次情報の価値と今後の課題
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