■一次情報の価値と今後の課題
紙やデジタルという媒体の枠を超え、今後のメディアの在り方についても議論が交わされた。
熊野氏は、「紙かデジタルかという枠組みはすでになく、総合格闘技のようなところがある。紙は体験価値やブランド価値、デジタルは検索などの機能性を持つ。そこにリアルなイベントを開催して、実際の経営者同士が議論したり人脈を作ったりするコミュニティの価値をセットにし、ブランドを積み上げていかなければ流されてしまう」との見方を示した。
情報が氾濫する現代社会において、歴史あるメディアが果たすべき役割について、EXIT・兼近大樹は「情報過多でみんなの時間が足りない中、実績も信頼もない、誰が言っているか分からないような情報が垂れ流されるのが当たり前になっている。信頼と実績のあるメディアがもっと影響力を持つことで、訳の分からない情報を簡単に信じてしまう若者が減っていくと思う。歴史あるところがやってほしいとすごく感じる」と期待を寄せた。
これを受け深澤氏は、新社屋に動画スタジオを設け、企業のトップとの会談現場にカメラを入れるなどの新たな取り組みを始めていることを明かした。「どこに載せるかではなく、現場に行って一次情報を取りに行く『取材力』こそが力だと思っている。どうしたら届くのかということを追求していきたい」と語り、プラットフォームが変化しても変わらない一次情報の価値と、それを発信する手段の模索が続いている現状を示した。
(『ABEMA Prime』より)
こんな記事も読まれています
