■「意向投票」ではダブルスコアの差…選出の狙いは
今回の総長選出をめぐっては、その選考のプロセスに疑問の声も上がっている。教員らによる「意向投票」では別の男性候補者がダブルスコアで1位に。しかし、その後の選考・監査会議で、所信表明や面接などの結果を総合的に考慮した結果、藤垣氏が選ばれるという経緯をたどったためだ。
この経緯について三輪氏は、「そこの選考過程については公表されていないから分からない」としつつも、次のようにその背景を推測。「引き続き男性総長で行くのか、女性が上位に残っているのに女性は選ばないのか、というような話があったのかなかったのかは分からない。ただ、世界の中で存在感を示すためには、女性がトップになる組織でないと、女性が出てこられない組織だともう生き残れないということもあったのかなと想像する」とコメント。
さらに、自身の経験を交えて東大組織の現状に言及。「私自身、いろいろな東大の集まりに顔を出すが、『こんなに女性がいない組織は早晩やっぱり廃れていきますよ』という話をする。そういう危機感がもし組織にあるのであれば、それはいいことだと思う」と語り、「選考過程については分からないが、結論として女性が総長に選ばれたこと自体は歓迎したい」と評価した。
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