勝利した伊藤王座は、「千日手にするのも考えたい気もしたが、具体的な順が分からず進めていた。非常に難しい局面だった。本局は定跡が深い将棋になって、結構細い手順をつなげていく必要があるかなと思ったが、しっかり時間を使ってまく指すこともできたと感じている」とコメント。次戦へ向けて「次局は2週間ほど空くので、しっかりと準備をして良い状態で迎えたい」と意気込んだ。
一方、後がなくなった広瀬九段は「(伊藤王座の角の踏み込みは)何かありそうな気もしたんですけど、本譜は素直すぎた。手が広い領域で一番シンプルな順を読んでしまったが、進めていると確かに目の前の変化が多かったので、認識というか、想定が甘かった。先手番ということもあって、千日手は避けなくてはいけないなと思って。 ただ、香成りからの順は当然見えてなかったので、うまく対応されたなというところ」と一局を振り返った。
敗戦濃厚からの劇的逆転劇となった第2局に続き、北の大地で圧巻の研究の深さを見せつけて見事な完勝を収めた伊藤王座。初防衛に王手をかけて迎える注目の第4局で一気に勝負を決めるのか、後がなくなった百戦錬磨の挑戦者・広瀬九段が巻き返すのか。最高峰の五番勝負から今後も目が離せない。
注目の第4局は10月14日、兵庫県神戸市の「ホテルオークラ神戸」で行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





