自虐を交えたユーモアたっぷりの挨拶に、会場からは温かい拍手と苦笑いが漏れた。続けて広瀬九段は「ちょっとしたところで事前の準備が多分甘くて、多分知らないうちに悪い手を指していたと思うので、やっぱりトップの舞台だとこういうこともあるのかなということを改めて痛感した次第です」と、最高峰の戦いの厳しさを真摯に振り返った。
シリーズ成績1勝2敗となりカド番に追い込まれる厳しい状況となったが、挑戦者の心は折れていない。「第4局は非常に追い込まれているんですけど、もともと追い込まれるのは当然といえば当然の実績でもあるので、なんとか最終局に持っていけるように引き続き頑張りたいと思います」と、フルセットを見据えた力強い巻き返しを誓った。
さらにスピーチの最後には、「遠くからいらっしゃった方は北海道、ニセコの美味しい料理を食べてお帰りください。ありがとうございました」と締めくくり、遠方から駆けつけたファンへ地元のグルメをアピールする気遣いを見せた。
悔しさを抱えながらもプロとしてファンを楽しませる広瀬九段の姿に、中継を見守っていたABEMAの視聴者からは絶賛と熱いエールが相次いだ。コメント欄には「いきなり謝ったw」「ひと笑いとるのは大人」「なんかだんだん広瀬が好きになってきた」といった声が上がったほか、「ファン思いの男や」「素晴らし過ぎる!気遣い!」「良い人だなー」「さすがやな」と誠実な人柄を称える反応が続出。また、「広瀬つぎ頑張れ!!」「ここから逆襲するぜ」「フルセット!フルセット!」と次局以降の巻き返しを期待する熱い声援も多く寄せられていた。
手痛い黒星を喫しながらもファンの心をしっかりと掴んだ広瀬九段が、背水の陣で臨む第4局(10月14日、神戸市「ホテルオークラ神戸」)でどのような立て直しを見せるのか注目が集まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





