■そもそも赤い羽根募金ってなに?
赤い羽根共同募金の始まりは、終戦直後の1947年(昭和22年)に遡る。戦災で家や家族を失った子どもや困窮者を互いに助け合う国民運動として誕生し、今年で80年目を迎える。
東京都共同募金会常務理事の枝見太朗氏は、「共同募金会は社会福祉法に基づき、47都道府県にそれぞれ独立した法人として設置されている」と説明する。全国的な連絡調整や大規模災害時の募金をまとめる「中央共同募金会」も別法人であり、地域ごとに独立して運営されている。
民間の寄付によって支え合う仕組みが生まれた背景には、憲法第89条の「公私分離の原則」がある。法律で定められた公的福祉以外に、民間の助け合い活動へ直接税金を投入できないため、市民同士の寄付が必要とされた。
枝見氏は「行政の制度や法律は、課題が証明され予算化されるまでに時間がかかる。法律や制度の狭間に生じた新しい社会課題(子ども食堂や草の根の福祉活動など)に対し、いち早く支援を届けるための原動力となるのが民間の共同募金だ」と語る。
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