■クラファンなどもある中、寄付で集める意義は?
最近ではクラウドファンディング(クラファン)など、インターネットを通じた寄付の選択肢も広がっている。
中国出身で東大大学院卒の芸人・いぜん氏は「大きな組織はブランド力がある反面、一度資金を集めて再分配するため追跡が難しい。中国ではSNSや動画を通じ、個人が直接病気や窮状を発信してお金を募り、経過を報告・可視化するスタイルが広がっている。どこに届いたかわかる方が納得感がある」と、中国の事例を引きながら寄付のあり方に持論を述べた。
これに対し枝見氏は「クラファンなどは自ら声を上げられる人が中心になる。しかし現実には、ネットやSNSで『助けて』と声を上げられない生活困窮者や孤立した人々がたくさんいる。そうした人々の存在を社会に伝え、支援を届ける役割こそが共同募金にはある」と、草の根の支援を支える意義を強調した。
プロデューサーの若新雄純氏は「厳密な(リターンの)追跡を求める取引ではなく、『手元の小銭で誰かが助かればいい』という街頭での気軽な善意や、共同体の一員としての支え合いのマインドも大切だ」と語る。
山田氏は「直接応援したいNPOがある人はそこへ寄付し、どこに寄付すべきか分からない人は共同募金のようなプロに託すなど、寄付には多様な選択肢があっていい」と提言。枝見氏は「共同募金がしっかりとした管理のもと地域を支える大きな力になっていることを少しでも理解してもらえるよう訴え続けていきたい」と語った。
(『ABEMA Prime』より)
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