赤い羽根募金“2.5億円”が使途不明…お金の流れは? クラファンある中、寄付で集める意義とは

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■お金の流れは?どうすれば着服防げる?

募金の流れ
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 集まった寄付金のうち、およそ7割は地域の福祉活動団体への助成に充てられ、約2割は広域活動や災害時の備えなどに使われている。助成実績はホームページ等で開示されているが、「地域福祉のため」という広範なテーマゆえに、寄付者から具体的な使途が見えにくいという側面もある。

 では、なぜ今回のような約2億5000万円もの使途不明金が発生してしまったのか。北海道共同募金会では、元事務局長が長年にわたりほぼ1人で会計を管理していたとされる。枝見氏は「共同募金会の基本ルールでは、集計から管理まで常に複数人で行うことになっており、本来はあり得ないことが起きてしまった」と語る。

 日本非営利組織評価センター理事の山田泰久氏は「長年1人の担当者に依存したことでルールが形骸化し、内部チェックや監事監査が正しく機能していなかったことが原因と推測される」と指摘した。不祥事を受け、中央共同募金会による全国的な緊急点検が行われたほか、不十分な点が見つかった組織では是正作業が進められた。

 一方で、1人の不祥事が全体のイメージ悪化を招き、街頭募金を辞退する学校や寄付を見送る企業が出るなど、支援現場に大きな打撃を与えている。善意で寄付をした人々や、街頭で声を上げる子どもたちの信頼を損なわないためにも、組織の透明性確保と迅速な説明責任が強く求められている。

 エッセイストの下田美咲氏は「『みんなが良い人だから横領しない』という善意に依存した運営は非常に危険だ」と警鐘を鳴らした。また山田氏も、NPO・非営利業界全体で倫理規定を設け、預かった資金を適切に扱う意識を高める取り組みが進んでいると説明した。

■クラファンなどもある中、寄付で集める意義は?
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