■後継者不在による倒産が過去最多に…個人によるM&Aが増加する背景
近年、個人によるM&Aが増加している背景について、個人や中小企業向けのM&Aマッチングプラットフォーム「TRANBI(トランビ)」取締役COOの片山大一郎氏は、「コロナ禍あたりから爆増した。働き方が変わって家で働くようになり、『意外と時間があるな』と個人が思い始めたあたりではないか。それならサイドビジネスで会社を買おうと思う個人が増えた」と分析する。
買い手側のメリットとして、ゼロから開業するよりも場所探しやノウハウ構築などの時間とコストが大幅に削減できる点が挙げられる。
一方で、売りに出ている企業の実情について片山氏は、「経営者が高齢化し、65歳や70歳の経営者が増えている。サロン系や学習塾などの町のお店では、経営者の高齢化によって誰かに事業を引き継いでほしいというケースが多い」と説明。また、売りに出る企業は赤字ばかりではなく、黒字経営であっても「自分で事業を作って情熱を持ってやっていたが、他のことに興味を持った際に、情熱が下がる前に高値のうちに引き継いでほしい」といった理由から手放すケースがあるという。
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