殺人罪の時効は撤廃されている。しかし遺族に残された時間には限りがある。「(手配書を)持って帰っても全部破ったりカナヅチで叩いたり。あなたはこれぐらいの痛みをなさったんですよって焼いてみたりしましたね」(弘子さん)
「せめて自分が生きているうちに…」82歳の弘子さんはそう願っている。
今、弘子さんの生きる力。それは事件から26年で容疑者が逮捕された名古屋主婦殺害事件の被害者の夫・高羽悟さんの存在だ。高羽さんは殺害現場となった自宅アパートを26年間、借り続けた。高羽さんの26年を自分に重ね合わせる被害者遺族は少なくない。弘子さんもその一人。何を支えに生きてきたのか、それを知りたかった。
誰もが同じ立場になる可能性『未解決事件被害者の会』の訴えこんな記事も読まれています
