【スーパーフォーミュラ】第10戦(決勝10月11日/富士スピードウェイ)
国内最高峰のモータースポーツで、タイトル争いの行方を大きく左右するアクシデントが発生。ポールポジション(PP)からスタートした当時ランキング2位と、ポイントリーダーが激しく接触。両者がコースアウトするまさかの事態に、サーキットは騒然となった。
第9戦でポールトゥウィンを飾り、この日の第10戦も予選でPPを獲得し、絶好調でレースを迎えたイゴール・オオムラ・フラガ(#65 PONOS NAKAJIMA RACING)。しかし、決勝レース序盤は太田格之進(#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や岩佐歩夢(#1 TEAM MUGEN AUTOBACS)に対してややペースが上がらず、3番手まで順位を落としてしまう。それでも中盤にかけて持ち直し、2位を争う太田が18周目にピットインした翌19周目に自らもピットイン。コース復帰時には見事、太田の前に出ることに成功した。
ここから、2台の息を呑む接近戦が再び幕を開ける。タイヤがまだ冷えた状態のフラガだったが、後方から猛追する太田を巧みにブロック。中継で解説を務めた現役ドライバーの関口雄飛も「守り切れるかもしれないですね。タイヤが冷えた状態でも結構ペースがいいので」とその走りを評価した直後だった。
20周目のダンロップコーナーでインを突いた太田に対し、フラガはアウト側から粘りを見せて順位を死守。そのまま並走状態でGR GTコーナーへと進入していく。ここで太田が再びイン側に鋭く突っ込むが、アウト側のフラガと激しく接触。実況の田中大貴アナウンサーが「なんとここで大きなドラマが待っていました」と伝えた通り、太田のマシンはフラガの左サイドカウル付近に当たって弾かれ、両者ともにコントロールを失ってコース外へと飛び出してしまった。
フラガ無念「十分にスペースを残したつもりでしたが…」
